寝台列車を初体験!サンライズ瀬戸に乗って香川・高松へ
「いつかは乗ってみたい」と思っていた寝台特急サンライズ瀬戸。
この冬、ついに乗ることができました!
今回はそんな念願の列車に乗った体験と、その終着駅である香川・高松の旅をご紹介します。
念願のサンライズ瀬戸に乗車!
切符は乗車日1ヶ月前の10時に発売。
"10時打ち"と呼ばれるみどりの窓口での争奪戦を甘く見ていた私はやや出遅れてしまい、第一希望だった階上のシングル個室は取れず。
しかし、なんとか階下のシングル個室を取ることができ、ドキドキしながら当日を待ちました。
(ちなみに、この1ヶ月の間に何度か階上のキャンセル狙いで窓口に行きましたが、結局空きは出ず、変更できないままでした。)
21:50|東京駅を出発
いよいよ当日!
ついに乗れるのか!と思うと、電光掲示板の表示にもよりワクワクします。
駅で食べ物や飲み物を買い込んで、いざ!
個室はまるで秘密基地
こちらが今回のお部屋。
寝具に浴衣、スリッパなどがあり、狭いながらもちょっとしたカプセルホテルのようです。
階下の個室の車窓から見えるのは、駅ホームの足元。
なかなか味わえない視界なので、これもまたワクワク!
しかし、どうもホームの人の視線が恥ずかしいので(笑)、シャッターカーテンを半分閉めて目隠しに。
無事に東京駅を出発し、ひとまず買ったものを食べたり飲んだりして、まずは自分だけのこの空間を堪能。
切符の確認に来られた車掌さんに「楽しんでいってくださいね」と言われて、なんだかジーンときました。
車内を探検
個室でひと息ついたら、せっかくなので車内を少しまわってみることに。
のびのび座席や階上の個室などをチラ見しながら通り抜け、ラウンジやシャワールームなどの場所を確認。
シャワーカードはすぐに売り切れると聞いていたので、事前にお風呂に入ってきて正解でした。
そのまま洗面所で歯を磨いて、寝る準備をして個室に戻り、就寝。
なんだかもったいない気もするけれど、おやすみなさい…
岡山駅で出雲行きと切り離し
「まもなく岡山駅です」という車内アナウンスが目覚ましとなり、起床。
下りのサンライズ号は、高松に向かう「サンライズ瀬戸」と出雲に向かう「サンライズ出雲」が連結されているため、岡山駅で切り離しが行われます。
私は連結部から近い号車に乗っていたにも関わらず、寝起きの状態から準備が間に合わず…
ホームに出るのを諦め、窓から連結部に集まる人だかりを眺めていました(笑)
(この連結部の写真は乗車前に撮ったものです)
切り離しが行われ、サンライズ瀬戸は四国へ。
瀬戸大橋を渡るときには、窓から海が真下に見えます。
この日はあいにくのお天気でしたが、晴れていたら「サンライズ」という名前の通り、日の出を見ることができたりするのかなぁ…
7:30|高松駅に到着
そうこうしているうちに、終点・高松駅に到着です。
ワクワクドキドキの10時間弱も、乗ってしまえばあっという間。
もっと乗っていたかったな…
小雨でも楽しむ!高松観光
この日は朝から冷たい雨が降ったり止んだりしていた高松。
肌寒くお天気もあまり良くない中、さて、どう過ごすか…
8:00|列車を眺めながら作戦会議
まずは作戦を練ろう!と『スターバックスコーヒー JR高松駅店』へ。
窓際のカウンター席からは駅のホームが見下ろせます。
雨の止み間も見つつ、出発のときを探ります。
9:30|そうだ、屋島へ行こう
雨でも楽しめそうなところ、ということで浮かんだのが、水族館。
高松には、山の上にあるちょっと珍しい水族館があります。
あまり遠くなく、電車とバスを乗り継いで行けそうだということで、その水族館のある山、屋島へ向かうことにしました。
11:30|癒しの水族館へ
山上の停留所でバスを降りて、四国霊場第84番札所の屋島寺や、瀬戸の海を眺められる展望台を通り…
たどり着いたのが『新屋島水族館』です。
たくさんのかわいい動物や魚たちが迎えてくれます。
特にインパクトがあったのがマナティー。
ゆったりした動きと愛嬌のある顔…見ているだけで癒されました。
14:30|うどん屋さんは早めが吉
気付けばお昼も過ぎ、お腹も空いてきた…
やっぱり高松に来たからにはうどんを食べよう!
ということで向かったのが『松下製麺所』。
自分で麺を茹でて出汁を入れるセルフスタイルのお店です。
美味しいうどんで冷えた体が温まりましたが、閉店間際に伺ったので残念ながら天ぷらなどはほぼ品切れ。
お目当てのお店やメニューがある場合はなるべく早めに向かうことをオススメします。
16:00|スマートなホテルにチェックイン
この日泊まったのは『高松パークホテル 』。
完全キャッシュレスでセルフチェックインできる、リニューアルしたばかりのきれいなホテルです。
ラウンジにはフリードリンクも充実していて、お部屋以外でも快適に過ごすことができました。
21:30|地元グルメで乾杯!
遅い夕ご飯は、友人と合流して『シロクマ食堂』へ。
うどんと並ぶ高松の名物グルメ、骨付鳥を親・ひなと注文し、食べ比べ。
繁華街で遅くまで営業しているため、美味しいお酒とともに高松の夜をゆっくりと味わうことができました。
寝台列車でワクワクのスタート!朝からたっぷり高松の旅
あいにくずっと雨模様となった旅でしたが、念願のサンライズ瀬戸に乗って向かう高松は、スタートからワクワク感が増しました。
早朝に高松駅に着くので、お天気が良ければ朝からもっとアグレッシブに行動することもできるのではないかと思います。
単なる交通手段としてだけでなく、高松旅行のひとつの楽しみとして、寝台特急サンライズ瀬戸をプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。