世界遺産都市ラオス・ルアンパバーンはフランスを感じるのどかな街だった【旅行記】
ゆったりと流れるメコン川から静かに沈む夕日を眺める。
耳を澄まして聞こえるのは、鳥のさえずり・・・ラオス・ルアンパバーンは、フランス領時代の面影を残す静かな街。
ユネスコ世界遺産都市のこの街で、癒しの大人旅をしてみませんか?
古都ルアン・パバーンはどんな都市?
ルアンパバーンは山間の川に囲まれた小さな古都です。
街にはモールどころか、信号機すらありません。
まだまだ日本人には知られていない街ではありますが、欧米からの旅行客に人気の都市でもあります。
ではその秘密をみていきましょう。
ルアンパバーンはラオス第二の都市
ルアンパバーンは、ビエンチャンに次ぐ、ラオス第二の都市。
といっても、市街地の人口は約7万人ほど。
約2kmのメインストリートに、ほとんどの観光名所が入るコンパクトな街です。
バンコク、ハノイ、シェムリアップから国際線が運行しており、それらの都市を経由し入国できます。
素朴な人々と牧歌的な風景が魅力
ルアンパバーンの一番の魅力、それは素朴なラオスの人々と、どこか懐かしい牧歌的な風景ではないでしょうか。
街で出会うラオスの人々は、純朴な笑顔で私たち観光客を迎えてくれます。
挨拶をしてくれるその真っ直ぐな瞳が印象的です。
日々の忙しさで私たちが忘れかけていた何かを感じられる、そんな街かもしれません。
フランス領時代の面影とラオス伝統建築が融合した街並み
ルアンパバーンが古都と言われる理由は、19世紀ごろフランス保護領であった時代に建てられたコロニアル様式とラオスの伝統建築が融合した建物が、現在まで良好に保存されているところにあります。
昔にタイムスリップしたような街並みに魅せられる人も多いことでしょう。
のんびりと散策するのにちょうどよく、少数民族の手作り雑貨をめぐったり、オープンカフェで寛ぐ旅はいかがでしょうか。
ルアンパバーンの見どころ
小さい街ゆえ、見どころはメインストリートに集中しています。
余裕があれば、1時間ほど足を伸ばし、郊外と合わせて回るのが定番です。
街が一望!プーシーの丘
『プーシーの丘』は頂上から街を一望できる絶好のスポット。
メインストリートから入って300段ほどの階段を登れば、目の前はこの景色。
ルアンパバーンが山間の自然豊かな街であることがお分かりいただけることでしょう。
夕日が落ちてゆく姿を眺められる場所でもあり、夕方には大勢の観光客で賑わいます。
世界最大規模!早朝の托鉢
早朝のまだ薄暗い中、メインストリートではオレンジの袈裟に身を包んだ僧侶たちへの托鉢が行われます。
ルアンパバーンの托鉢は、世界最大規模とも言われ、数多くの僧侶や修行僧にお供えをする姿は圧巻です。
ラオス伝統建築の仏教寺院ワット・シェントーン
ルアンパバーンで一番有名な仏教寺院といえば『ワット・シェントーン』です。
屋根の形に特徴があり、寺院の中の壁や柱などの装飾がとても美しい寺院。
これは必見です。
雄大なメコン川沿いの散策
メインストリートに並行して流れるメコン川沿いには、多くのレストランやカフェ、バーなどが並んでいます。
静けさの中、刻々と色が変わる夕陽を眺める時間はささやかな贅沢かもしれません。
エメラルド色が美しいクアンシーの滝
郊外に足を伸ばし、『クアンシーの滝』はいかがでしょうか。
石灰岩でできた大きな滝壺に流れる水は、光によって薄い緑や鮮やかな水色に変わります。
泳げる滝壺もありますよ。
ルアンパバーンのおすすめグルメ
美味しい食事も譲れない!という方にもおすすめできるのがルアンパバーンです。
どんな食事ができるでしょうか。
サクサク食感!焼きたてバケット
フランス領時代の名残で、バゲットやクロワッサンなどを売るベーカリーが点在しています。
一押しは、この写真の 『Le Banneton Cafe French Bakery』 。
パリパリのバゲットで作ったサンドが絶品です。
多くのレストランやカフェはオープンテラスになっており、気持ちの良い風を感じながら外で食事を楽しむことができます。
ラオスの麺料理
ローカル料理にも挑戦したい方は、カオソーイと呼ばれるラオスの麺料理を試してみてください。
写真はカオソーイ。
トマト風味のスープに肉みそが入った麺です。
一度食べたらまた明日も・・・と思うほど、日本人の口によく合います。
『Khao Soi Noodle Shop』は観光客のみならず、地元の方にも人気だそう。
のどかな時を過ごせる街、ルアンパバーン
ラオスの古都、ルアンパバーンについてご紹介しました。
ルアンパバーンは自然あふれる山間の小さな街です。
ノスタルジックな雰囲気の中で、のんびりと旅がしたい、食事も妥協したくない、という方にぜひおすすめしたい街です。
次の旅行先として検討してみてはいかがでしょうか?